群馬 水上温泉
群馬県 水上温泉 秘湯の宿「龍洞」-豊富な湯量と貸切り露天風呂の宿
湯の小屋温泉に近づくと、石積みの巨大なダムが目に飛び込んできました。奈良俣(ならまた)ダムは、堤体積は国内最大、高さは三番目(158m)のロックフィルダムです。湯けむり人と相棒は、無謀にも岩組みにつけられた階段を登って、ダムの上まで行くことを決意して歩き始めました。日頃の運動不足と前夜の居酒屋での余剰カロリーの消化のためにも。山の涼しい風がススキの穂を揺らす中、30分ほど心地よい汗をかきました。
今夜の宿はタヌキの出没で有名になった「洞元荘」の少し奥にある、最近人気の「龍洞」です。

この宿のウリは21ある貸切り露天風呂です。本館、メゾネット棟、それぞれにお風呂の案内ボードがあり、そこの札を取り、該当の風呂の入り口に掛け、カギをかけて貸切りにします。時間制限はありません。
 
一番人気の露天風呂の「天女」は川に面していて、普通の宿でしたら大露天風呂!といってもいいくらいの広さ。二人で入るには、すごく贅沢です。緑のなか、せせらぎの音と夏の名残のセミの声を聞きながらゆっくりできました。温泉は、弱アルカリ性単純泉の掛け流しですが、泉質・効能にこだわりのある湯けむり人としては、「まあ、こんものかな・・・」という印象です。
  
夕食は、厨房を囲むように配置された個室に通され、「山ゆえの山のおもてなし、創作懐石料理」というアピールですが・・・。食事部屋には小窓があって、そこから厨房が丸見え。仲居さんに聞くと、オープンキッチンのイメージだそうで。すごい料理を作っているわけではなく、ごく普通の食堂の厨房って感じの場所でオジさんが動きまわっているだけで、なんだか落ち着かないので窓を閉めさせてもらいました。忙しい仲居さんに10分放置された、私たち注文の生ビールの泡が消えていくのが見えて悲しくなって。料理は、たしかに<見栄え>は見事ですが、舌の肥えた二人は顔を見合わせ、「これ、出来合いだよね」とか。大食漢の二人が、珍しく残してしまいました。素朴な地の素材(実はこれが贅沢!)を愛情こめて手をかけて出していただく、神代の湯のような料理が私たちには理想です。少し遅めの8時半からの朝食は、おいしくて合格でした。
11時のチェックアウト時間まで、部屋の露天風呂にのんびり浸かっていました。
風呂◎、泉質○〜△、料理○〜△、メゾネット棟の建物は作りが安っぽい・・・という評価です。夕食の料理が良ければ、湯けむり人の定宿リストに入ります。評判どおり貸切り露天風呂を目的に、カップルでゆっくりするには最適な宿でした。
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